大会長あいさつ


2021年8月、日本フォレンジック看護学会第8回学術集会は、大阪府の中心に位置する大手前大学大阪大手前キャンパスで開催いたします。本キャンパスは大阪城の真ん前にあり、最寄り駅から本学までの間、徒歩で数分ですが、緑の中にそびえたつ大阪城を愛でることができます。
今年も去年と同様コロナ禍での開催となり、現時点ではハイブリッドでの学会を予定しています。しかし、今後の状況次第では、急遽Webのみの開催に変更することもあり得ます。無事にハイブリッドで開催でき、入場者数の制限はありますが、皆様と対面で意見交換ができればと願っています。皆様にお会いできるのを、事務局一同、とても楽しみにしています。
是非とも、皆様と一緒に大阪の中心で「性暴力社会を変える、生き抜く」という大きな課題に取り組みましょう。

大会長:鈴井江三子(大手前大学国際看護学部学部長・教授)

 

日本フォレンジック看護学会第8 回学術集会開催に寄せて

大阪府知事 吉村 洋文

日本フォレンジック看護学会 第8回学術集会が、ここ大阪で初めて開催されますこ と、誠に喜ばしく存じますとともに、府民を代表して歓迎申し上げます。

貴学会におかれましては、その目的である、フォレンジック看護の臨床的、学術的発 展を進められ、学術集会を初めとした様々な普及活動等を通じまして、暴力と虐待の防 止とケア、更には生涯にわたる健康と福祉の向上に努め、年々、発展してこられました。 これもひとえに、加納尚美理事長をはじめ、会員、関係者の皆様のご尽力と熱意の賜物 と敬意を表します。

今回の学術集会では、大会長の大手前大学国際看護学部の鈴井江三子学部長を中心に ご準備が進められ、集会では「性暴力社会を変える・生き抜く」をテーマに、性暴力被 害を受けた女子受刑者への支援や薬物依存症を抱える女性の回復等を取り上げ、多職種 連携による支援の可能性について、広く議論されることとなっております。性暴力被害 のない社会を目指し、被害者にどう寄り添っていくのかを考える、意義ある集会となり ますことを心より祈念しております。

大阪府におきましても、「大阪府犯罪被害者支援庁内対策会議」や「大阪府『女性に 対する暴力』対策会議」を設置するほか、府民のこころの健康問題への対応を強化する ため、医療計画等の策定を通じて、医療・相談提供体制の構築や依存症対策などの推進 を図り、関係機関のご協力もいただきながら各種の取組みを進めております。 特に、アルコール、薬物、ギャンブルなどの依存症対策につきましては、取組みの柱 として、普及啓発(予防)から相談、治療、回復までの切れ目のない支援を行うなど、 当事者、家族などに対する総合的な対策を推進しております。

こうした多様な施策を講じるためには、我々、行政だけではなく、看護や医療、保健、 心理、福祉、教育、司法等の様々な場で活動される方々が連携し、一丸となって課題に 取り組むことが重要であると考えております。皆様におかれましては、なお一層のお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。

結びに、本学術集会の盛会と、一般社団法人日本フォレンジック看護学会の益々のご 発展、皆様のご健勝を心からお祈り申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。